能登豪雨当日 現地にて

2024年09月24日

2024年9月21日。当会の代表三橋をはじめとするメンバーが前日から能登町入りしていたまさにその時、能登半島一円を集中豪雨が襲いました。

予定されていた作業は大雨警報が出たため全て中止に。拠点の主要スタッフは各地の情報収集に奔走しており、仮設住宅が床上浸水し住民が続々と避難所に避難しているといった情報がどんどん入ってきます。明日の作業は災害翌日の緊急対応になるどころか、今日今から避難所に何を届けることができるのかという協議が始まり、一気に緊迫感が増していました。

豪雨翌日の様子
豪雨翌日の様子


翌日からは豪雨災害の緊急対応のための作業。

午前中は水害対策の土嚢作り。午後は現調。浸水してても水が引いていると一見わかりづらいので目を凝らして車を走らせながらそのヒントを探り、人を見かけたらお声がけして被害状況を聞いて情報を集約する、被災初期としてとても重要な活動です。

能登町周辺は床上浸水は少ない一方で土砂崩れと倒木が多い印象。道が少ないので倒木があったりすると簡単に集落全体が孤立してしまいます。

ようやく正月の大地震の被害から立ち直りつつあったのに、また停電・断水が大規模に発生している模様。家屋に問題がなくてもせっかく地震から立ち上がり一生懸命育てていた田んぼが収穫の直前に壊滅してしまったところも多く、なぜ今ここに大雨かと嘆息するばかり。


翌日は被災民家の泥出し。能登は古い家が多いので土間のある家が多く、ギリギリ床下浸水でおさまった家でも土間は10センチ以上泥が堆積していたりします。

代表は今回の現地入りにあたって水害など全く想定していなかったので、作業長靴の用意もなくワークブーツにツナギのスタイルでの作業により全身泥だらけに。同様の民家の泥出しを3件ほどお手伝いし、都合3日間の活動を終えて東京への帰路につきました。


今回は地震後の復興フェーズの支援を想定しての能登入りでしたが、まさに“想定外”の豪雨に現地で立ち会い、図らずも災害当日・最初期の震災直後対応の現場に身を置くことになりました。

どうして同じ場所でこうも被害が続くのか…と暗澹たる気持ちになってしまう一方で、現地の方々への復興への意思に伴走できるよう、改めてさらなる継続的支援を行う決意を強固にする機会となりました。

また今回メンバーを受け入れてくださり、的確な指揮をいただいたOPEN JAPAN様には改めて感謝申し上げます。



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