
GW支援活動 後編

能登での活動3日目。この日の活動は天気が悪かったこともあり、屋外活動は後日に見送る代わりに地域の交流サロンのお手伝い。公民館でコーヒーとお菓子を用意して、被災者の皆さんに寄り添いつついろんなお話をお聞きし、何かお手伝いできることがあればそのニーズも汲み上げる活動です。

東日本震災の頃から建築系の復旧作業や力自慢のガテン系の活動が多かった当会メンバーは、実はサロンでの傾聴は初めての経験。
話術に自信がなく開催前は若干緊張感もありましたが、いざ住民の方に混じってお話をお伺いしてみると、住民の皆さんにとってはボランティアの話が上手い・下手ではなく、真摯に悩みや思いを受け取り・共感する姿勢が何よりも大切(そしてその姿勢は誰にでも可能である)ということに気付かされます。
結果うまく寄り添えたかどうかはわからないのですが、この活動を通して住民の皆さんの心が少しでも軽くなったのであればいいな、と感じました。



翌日以降の活動は晴れてがっつりガテン系が続き、倒れてしまったブロック塀の解体と運び出しや、家が歪んでメイン導線のドア、襖が開けなくなって困ってるお宅の立て付け修繕など。
専門知識も必要な難しい作業ですが、多彩なバックグランドを持つボランティアメンバーの力で無事にミッションクリア!
そして最後の作業は我々の宿泊拠点内の作業。地震発生以来水が未だに出ない拠点の水工事のお手伝いでしたが……
なんということでしょう。この拠点に水が出ました!普段被災地外で暮らす我々などにとっては「水は出て当たり前」なのですが、1月からずっとこの拠点にいる長期ボランティア組のこと、そして被災された方のことを考えると、これだけでとてつもないことのように感じられて、正直泣けてきます。

そして、一週間お世話になったOPEN JAPANの拠点から旅立ちの朝。
短い期間の活動だったのですが、ここを去るのがとても名残惜しい。寝食共にしつつ活動することで、初めましての間柄でもいつのまにか絆のようなものを感じられるのはボランティアあるあるなのかもしれません(とはいえ実際に共通の友人でつながっていたり、たぶん別のフィールドでもまた会いそうな方も…?)。
一週間、本当にお世話になりました。そしてまたお世話になります!

最近の活動記録